No.486 ◇ 心霊ちょっといい話 ver.9 ◇ より
- 146 :本当にあった怖い名無し :2006/04/06(木) 09:18:18 ID:tN8T5q9V0
- 6年前、母を亡くした。
遺骨を抱いて、自宅の戻るときに、
ずっと左手首が温かかった。
なんとなく、母が握っているのだと思った。
それから1年後、私は2人めの子供を妊娠した。
トラブル続きで、帝王切開になった。
手術中、左手首が温かくなった。
それからすぐに、トラブル発生。
慌ただしい手術室。
でもなんとなく、大丈夫な気がしていた。
そのまま、スーッと意識が遠のき、目が覚めると
元気な2人目の子供と、大量出血でフラフラの自分。
なんとなく、母の匂いを感じた。
それからも、上の子の肺炎だの、
下の子の熱性痙攣だの。
そのたびに、左手首が温かい。
心配するのだけれど、
「子供2人は、母が見守っている」
と確信をしている。
今日も2人とも元気に過ごしている。
- 119 :本当にあった怖い名無し :2006/03/27(月) 19:04:40 ID:XQbuAZsH0
- うちのおかんの話
当時おかんは6人兄弟(男3女3)の長男の嫁として、嫁いできたんだわ。
長男の弟妹はまだみんな学生で、いわば小姑的存在。
かなりの貧乏で、姑とお舅との折り合いも悪く、
とくにお舅はパチンコ代がないから、子供の学費をよこせっていう無茶苦茶な人で、
旦那(つまりおれの親)の庇いたても一切ない。むしろ一緒になっていびられた。
畑仕事で毎日こき使われ、姑と旦那が悪口を言い触らしてくれているので、
近所や旦那の親戚周りの評価といえば、奴隷かなにか。嘲笑の的だ。
味方もなく金もない。毎日が針のむしろだったおかんは、
ある日赤子(おれは三人兄弟の三番目)のおれを抱いて、自殺を決意したそうな。
- 120 :本当にあった怖い名無し :2006/03/27(月) 19:36:25 ID:XQbuAZsH0
- 家を抜け出して、春の夜中に、とぼとぼとぼとぼ。
歩き続けて、いつのまにか地域では有名な、古い桜の木の下へ。
これが見事な桜でね、盆栽の松のような見事な枝ぶりで、
住人の思い出や記念の場所として、とても愛された木だったんだよ。
んでおかんも、事あるごとにその桜のある場所に行ってたらしいわ。
その桜がまた満開でね、月明かりに桜がはらはら散るんだよ。
街灯のない時代に、その桜の白い花びらがぼんやり見えるのがまた綺麗で、
「もうこれで見納めやなぁ。あんたにどれだけ慰められたか・・・
・・・・・今までありがとう」
って泣きながら桜に話しかけたら、ふと背後から
「こんばんわ」
振り向いたら、笑顔いっぱいの四角い顔したおじいさんがいたそうな。
真夜中。
おかんの手には赤ん坊。
懐中電灯も持っていないおっさんが、暗がりで笑顔。
普通だったら恐怖だよ、女だし。これから自殺するってのに変だけど。
けど不思議と、恐怖っていう感情がわかなかったそうな。
んでその見知らぬおっさんに、
「子供が風邪引くわ、はよ帰り」
って言われて、腕の中見て帰らなきゃと思ったらしい。
心中しようとした人間が、これから殺す子の風邪ぐらいって思うだろ?
おっさんの肩を横切ったところで、おかんも↑に気付いたらしい。
それで振り返ったら、笑顔のおっさんがいないの。桜の木があるだけ。
ちなみにおっさんは死んだ曽祖父(写真が飾ってある)でもなけりゃ、地域住人でもない。
今はその桜の木も、住人の反対の声も空しく、工事の関係で切られたけど。
桜の精っていうのかな?
あるんだな、こういうの。
おかげでおれ生きてるし。
- 306 :本当にあった怖い名無し :2006/05/05(金) 09:35:07 ID:uADckkSrO
- 桜が咲くと思い出す。優しかったお婆ちゃん。
私には大好きなお婆ちゃんがいた。
小さい頃からとても可愛いがってくれた。
いろんな所へ連れてってくれたり、おいしい料理を作ってくれたり。
両親の仲が悪くて毎日泣いていた時もいつも優しく頭をなでてくれた。
高校生の時、お婆ちゃんは病気になった。
言葉も話せない、食事もトイレも一人じゃできなくなった。
いつからか私の事すら忘れてしまった。
それでも私は毎日世話をしていた。
言葉を教えたり、歩く練習をしたり、大変だった。
でもお婆ちゃんの笑顔を見るたび疲れなんて飛んでしまう。
病気になって初めて話した言葉が教えてなかった私の名前だった。
お婆ちゃんの名前は教えてもすぐ忘れてしまうのに。
しかし、両親の離婚からお婆ちゃんに2度と会うことが出来なくなってしまった。
病気の事もあるし、すごく心配で会いたかった。
せめて死に際には会いたいと思ってた。
しかし、その願いは叶わなかった。
お婆ちゃんは亡くなったと聞かされた。
悲しくてしばらく泣いていた。
もう二度と優しく笑いかけるお婆ちゃんの笑顔を見る事が出来なと思うと悲しかった。
数年後のある日、夢を見た。
桜の満開になった公園。
春になるとお婆ちゃんと来ていた場所だった。
お婆ちゃんの車椅子を押しながら散歩してた。
あの頃と変わらず優しく私に微笑みかけている。
そしてこう言った
「おめでとう。○ちゃんは優しいから幸せになれるよ」 そこで目が覚めた。
その日は私の結婚式の日だったからお婆ちゃんが会いにきてくれたのだと思って嬉しくなった。
そしてその瞬間に私は思い出した。
あの日の出来事。
あの夢は昔の出来事だと言うことを。
あの公園で夢と同じ桜が満開の頃、ろくに話せないはずのお婆ちゃんが
「おめでとう。○ちゃんは優しいから幸せになれるよ」と言ってたのだ。
その頃は高校生だったからおめでとうの意味がわからなかったが、今になってやっとわかった。
ありがとうお婆ちゃん。お婆ちゃんの笑顔は忘れないよ。
ずっとずっと、お婆ちゃんのことは忘れないよ。
おばあちゃんも天国で幸せにね
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