PickUp #276  2004.06.17   <- Prev  Home   Next ->


No.276 一番楽しかった「あの日」はなんですか? 2日目 より

132 :名無しさん? :04/06/14 02:19 ID:???
中学2年の夏休みに突然同級生の子の親から電話がかかってきて
明日うちに遊びに来て、とのお誘い。
家もすごく遠いし普段何の繋がりもない相手だったから、あまりに唐突で不可解だったなぁ。
次の日遊びに行ったら、その子がオレの前で
リストって人が作曲した愛の夢第3番ってピアノ曲を弾いてくれたの。
何日か後にピアノコンクールみたいなヤツで発表する曲だったらしい。
それで、弾き終わってから相手の母ちゃんが、
この子あがり症だから、好きな人の前で弾いても緊張しないくらい
度胸を付けさせるために呼んだの、突然呼んだりしてゴメンね、
って言って部屋から出て行った。
オレも実はその子のことが好きだったから
2人ともその言葉のあと頭ん中が真っ白になったね。
その後10分くらいしたらお互いに落ち着いてきて、改めてその曲をもう一度弾いてくれた。
その時間は本当に至福の時だった。

10年以上も経った今、あの旋律を自分の手で鳴らしたくてピアノ習ってます。
何年練習したらあの曲にたどり着けるのかなぁ

913 :おさかなくわえた名無しさん :03/07/24 13:55 ID:bps2eE0I
付き合って7年間。
言葉にしてみると長い期間だけど、ほんとにあっという間だった。

サークルの飲み会で、振られたばっかでヤケ酒を飲んでたオレに話し掛けてくれた。
翌日、練習場所に来て、少し照れくさそうにしながら話し掛けてくれた。
一週間後、海に誘ってくれた。オレはまだ車を持ってなかったからあなたの車で海に行った。
一ヶ月目、夜の渓流で初めてキスをした。
二ヶ月目、オレの部屋で初めて一つになった。バケツをひっくり返したような土砂降りだった。

車で事故を起こして、泣きながらオレに電話してきたこともあった。
真夜中、オレが苦しみだして病院まで連れて行ってもらったこともあった。
あなたが嫌がるのに、ジェットコースターに無理矢理乗せて本気で泣かれたこともあった。
オレが内緒で用意してたプレゼントに、顔をくしゃくしゃにして喜んでくれたこともあった。
どんなシーンも、オレの脳裏にはくっきりと刻まれている。それは絶対に色褪せることはない。


気が付けば、当時19だったオレもサラリーマンになって5年目。
あなたとずっと一緒だったこの7年間全てが、オレの一番楽しかった日。

そして、明日からは夫婦として、これからの毎日を一番楽しかった日にしていきたい。

心から、ありがとう。
そして、これからもよろしく。

925 :おさかなくわえた名無しさん :03/07/25 22:32 ID:AEfVRPZw
中学3年の夏休み
友達と二人で急に思いついて自転車で四国一周の旅に出ることになった
まだまだガキだったから何の計画もなしに出発した

旅の中でいろいろな人に出会った
同じように旅している人は何も言わなくても目を見れば伝わる
「がんばれよ」 「分かってる。あんたもな」
車から応援してくれる人、自転車をタダで直してくれてアイスまでくれた自転車屋さん
山を下る時に競争したカブのおっちゃん、やさしかった民宿の人たち

愛媛の山の中で自転車が壊れて、松山駅まで12時間以上も自転車押して歩いた
夜中に松山駅についてベンチで眠った
不思議に筋肉痛にはならなかった

家に帰ってきたとき、俺は日に焼けて真っ黒だった
みんな笑ったけど俺はそれが勲章のように思えた

72 :名無しさん? :03/08/23 02:37 ID:???
一番楽しかった「あの日」って
何の変哲もない水曜とか木曜の夜
タバコふかしてフラっと、何年も通っていなかった通学路をチャリで路散歩したり、

晩御飯できるまでの時間、自分の部屋で音楽聴きながら暇潰したり
夜寝る前の30分くらいの時間好きな本布団の中に持ち込んで読んだしてた、あの日々だなぁ

今でもたまに考える、俺は小学校の移動教室の前の晩から
長い長い夢を見てるんじゃないかなって。

944 :おさかなくわえた名無しさん :03/07/29 13:50 ID:UqGMYHKG
高校3年の時、部活(演劇部)の地区大会の日。
それまで審査員ウケのいい台本を使って県代表に選ばれたりしてた
うちの部だったけど、最後の大会だから、って3年全員で顧問に直訴して
オリジナルのコメディをやらせてもらったんだ。
私は脚本演出だった。
コメディはよっぽど上手く書かないと審査員ウケが悪いって言われてたし
すでにコメディをやらせたら県内一みたいに言われてる名門校もあって、
だからみんなすごく力が入ってた。
夏休み中ずっと部員みんなで何度も台本練り直して、時には喧嘩になって
泣きながらギャグシーン書いた夜もあった。
大会当日、私たちの学校は大トリだった。
私たちの劇の前、他の高校の人が「今年の地区代表は**高校で決まりだな」って
言ってて、私たちみんな、うちらの劇を見せてその予想を覆してやる!って燃えた。
皆で大会会場の近くの小学校のグランドを走って体をほぐした。セミが鳴いてた。
私たち3年にとって最後の劇だった。
舞台が始まって、演出だった私は衣装の子と二人で客席で見てた。
私たちが泣きながら考えたシーンで、会場中が大爆笑してた。
後ろから「この劇最高!」「笑いすぎておなか痛い!」って言ってる声が聞こえて
あんなに最高の気分になったのは生まれて初めてだった。
審査員の偉い人も爆笑してた。ギャグなんか分からないだろうお年よりもつられて笑ってた。
幕が降りてきた時、会場が震えるくらいの拍手をもらった。
審査結果なんてどうでもよくなって、3年みんなで舞台裏で抱き合って
この日を一生忘れないと泣いた。
ライバルの名門校の人が私に「あなたが今年引退する3年生で良かった」と言いに来た。
結局、地区代表に選ばれて県大会出場決定したけど
あの時のお客さんたちの笑い声の方がずっとずっと嬉しかった。
部活を引退してからは部活の友達とも会わなくなって、今じゃ連絡もとらなくなったけど
あんなに幸せな気持ちはそうそう味わえないと思う。永遠の一日だった。

685 :おさかなくわえた名無しさん :03/03/26 15:22 ID:2+3W1tnO
桜の季節になると思い出す。
ばあちゃん家の近くに公園があった。
山の上にあったのでやまこうえんと呼んでいた。
ばあちゃん家に行くと、いつも決まってばあちゃんと母と妹と弟の四人で
遊びに行った。
自分は妹と二人で急な坂道を駆けていき、その後を母と、幼い弟を背負った
ばあちゃんが歩いていた。
その日の空はどこまでも青く、雲か霞のように桜が咲き誇っていた。
ばあちゃんが「さくらさくら」を歌ってくれた。

ばあちゃんは4年前に空の上へ行ってしまった。
公園の周りは宅地開発され、どんどん家が増えている。
変わらないのは桜だけ。
楽しいかった「あの日」のはずなのに、今思い出すと悲しくなるのは何故だろう。




     

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