PickUp #193  2003.02.14   <- Prev  Home   Next ->


No.193 思わず涙が出てしまった恋愛体験 part2 より

631 名前:M 投稿日:02/06/12 23:23 ID:e/aluMj2
俺にはAという彼女がいた。
彼女とは言っても「元」だが。

Aとは16歳の時から付き合って19の時に別れた。
きっかけは俺。
彼女は、人なつっこくて明るくて、聞き上手で、気の効く女の子だった。
そんな人柄に惚れ、気がついたら告白していた。
俺はそれまで彼女がいなかったから、初めてのことだった。

少し話が逸れるが俺はバンドをやっていた。
一時期は本気でプロを目指していた。
ちょうど付き合ってた頃の話で、20くらいまでだと思う。
今は諦めて社会人をやっているが、当時の俺は音楽の為なら全てを捨てられた。
彼女に対してそっけなくなっていったのもその頃。
しかし彼女は変わる事なく、俺を好きでいてくれた。
また、俺もそんな彼女が大好きだった。

632 名前:M 投稿日:02/06/12 23:24 ID:e/aluMj2
時は流れて、そんな彼女にもついに限界が訪れた。
「私と音楽と、両方大事にしてよっ!」
いつも音楽を最優先して生活していた俺に、普段おとなしい彼女が叫んだ。
俺は驚き、その場で何も言えなくなってしまった。
「帰るッ!」と彼女は言うと、玄関から出ていった。
俺は「待てよ!」と追いかけたが、彼女が家に戻ってくることはなかった。
それから2週間後、俺達は別れた。
彼女は「大好き、大好きなのに、M(俺の名前)…」
泣きながら話す電話口で、俺はやけに落ちついていた。
変な意味でクールだった。
「これも音楽で成功するため」などというくだらない理由で、自分を納得させていた。

結局やめてしまった音楽。彼女に向ける顔がない…と思っていた。
そんな21歳の春。
彼女は俺の親友であるNと付き合っていた。
俺と彼女が付き合っていた頃から、彼女のことが好きだったN。
俺と別れたことを知って、猛アタックをかけていたらしい。
俺は彼女の親友のTという女の子とも仲が良かったので、それを知ることができた。
Tは俺に言った。
「Aね、まだMのこと引きずってるんだよ。忘れたくて、N君と付き合ってるんだよ」
実際、俺もまだAのことを引きずっていた。
だが音楽もやめてしまった俺に、Aと話す権利なんてないと思っていた。
だから俺も忘れることにした。

633 名前:M 投稿日:02/06/12 23:25 ID:e/aluMj2
夏。
Nから電話があった。
別に避けていたわけではないが、やはり多少抵抗はあった。
Nの口から、とんでもない言葉が放たれた…。

「Aが死んだ。交通事故だ。お前、最後に会えよ」
呆然とした。何も考えられなかった。
お互いの両親が、将来の旦那、嫁はこの子と認識するほどに仲の良かった俺達。
もう、会えない…。
実感が沸かなかった。
「今の彼氏はお前だろ。お前が行けよ」
「バカヤロウ!あいつはな、あいつはずっと、お前が好きだったんだよ!」
「……」
「気付けよ、俺だって辛ぇんだよ。俺だってこんなこと言いたく…」
必死でこらえているNに、俺は言った。
「……わかった」

彼女の葬儀に出た男は俺だけだった。
彼女はそれまで俺とNしか付き合ってなかった。
久しぶりに彼女の両親に会った。両目が赤く腫れていた。
彼女の妹はそうでもなかったが、気の抜けた感じがしていた。
久しぶりに彼女と対面。

634 名前:M 投稿日:02/06/12 23:25 ID:e/aluMj2
言葉が出なかった。
事故にあったのに、綺麗な顔をして。
痛かっただろうに、泣きたかっただろうに、優しく笑っていて。
この笑顔を、俺は守ってやれなかった。
そう思うと、涙が溢れて止まらなかった。
後悔した。
今まで夢と信じて疑わなかったもの。
そのせいで、Aという最愛の人を失うことになった。

現在埼玉県の東武伊勢崎線沿いに住んでいる。
仕事場が中目黒で、彼女の実家が八丁堀なので、週に1回、今でも彼女の家に足を運んでいる。
最後まで俺が好きだと言っていたA。(NとTの話)
俺は、彼女の分まで生きていくと決めた。
今はそんな気もないけれど、もし俺に嫁が出来たら真っ先に彼女の家に行くと決めている。

「A、俺は頑張ってるぞ、幸せになるために。
 お前も、そっちで頑張れよ。幸せになってくれよ」
と言う為に。

530 名前:風来坊 投稿日:02/05/28 02:09 ID:2tzdZge2
みなさんに触発されて書いてみます(笑

今、思い出しながらやはり涙が出ています。笑ってやってください。

私の家は母子家庭で、私には父親がいません。
だから男としての魅力がないのか、まったくモテませんでした(笑

高校に入学し、なんとか奨学金をもらえる様になった私は、それでも
生活の足しにと学校に内緒でバイトをしていました。
片道15キロ離れたバイト先だったので、学校にはばれないと思って
いたのですが、所詮高校生の浅知恵、同級生の家の近くだとは想像も
していませんでした。
バイト先の近くには、同級生の女の子が住んでいたのです。

部活にも入らず、夕方の6時から夜中の1時までほとんど毎日バイト
していました。もちろん、テスト期間中もバイトしていました。
そんなある日、バイト先へ同級生の女の子が買い物に来ました。
最初私は気が付きませんでしたが、レジに来た女の子を見て、体中の
血が凍り付きました。「まずい!バレた!」と思った時には既に遅く
相手の女の子は「毎晩頑張っているね。」と笑いながら話しかけてき
たのです。
その女の子は目立たない子でしたので、バイト先にその子が来た時に
気が付かなかったのです。

「え?知っていたの?」と聞き返す私。「うん、知ってたよ。随分前
からね。」とその女の子。
結局その日はそれだけしか話しませんでしたが、バイト先から自転車
で帰る途中は、どうやってごまかそうかとばかり考えていました。
でも、その女の子はみんなにはずっと秘密にしてくれていた様でした。

その事がきっかけで、学校でもその女の子と良く話すようになり、い
つしか、まあお互いに好きになっていったみたいです。共通の秘密が
あるというのも影響したのかもしれませんが、他の同級生には、付き
合っている事は内緒にしていました。

多感な年頃ですから、そりゃあ色々悩みとか辛い時とか寂しい時とか
ありました。だから私のバイトが終わってから、ちょくちょく待ち合
わせて色々話をしたりもしていました。

531 名前:風来坊 投稿日:02/05/28 02:09 ID:2tzdZge2
そんな日々を過ごしていましたが、私の家に事件が起きました。
私が高校2年も終わろうとしていた頃、突然父親が現れたのです。
私の母親は今で言うシングルマザーでした。でもそのいきさつや父親
の事を母親から聞いたことはありませんでした。
私もそんな事より、少しでも母親の助けになろう、母親に負担をかけ
ないでおこうという気持ちが強く、父親の事など全然気にしていませ
んでした。でも父親が現れたのです。
父親は妻子がある身でありながら、母親と不倫し、私が出来た事が原
因で母親を捨てて自分の家庭に帰っていった事を知りました。
そして、元来女癖が悪く、ちょくちょく浮気をしては相手を捨てると
言うことを繰り返していた事を知りました。
そしてその浮気がバレて、離婚。今は会社も追い出され無職になった
ので、手近にいた私の母親の所に転がり込んできたのです。

他に相談する相手もいず、私は一人で悩んでいました。
母親は父親の言いなりで、私は家にいることが辛くなってきました。
バイトが終わって彼女と会っている時も、浮かない顔をして彼女を怒
らせる事も多くなっていました。

でも、彼女は私が何で悩んでいるのか、知っていたのです。
彼女が怒っていたのは、なぜ私に相談してくれないのか、なぜ、その
悩みを共有させてくれないのか、その事で怒っていたのです。
鈍感な私は、我慢しきれず激しく怒り出した彼女の口から直接聞くま
で、本当に気が付きませんでした。
そして、彼女は本当に私が一番思い悩んでいたことも気が付いていま
した。私はあの父親と同じ血が流れている。だから、いつか自分も同
じ事を繰り返すんじゃないか?と悩んでいたのです。
「あなたと、あなたの父親は違う!別の人間なのよ!」そう泣きなが
ら私をしっかりと抱きしめてくれました。私と彼女はずっと二人で泣
きながら抱きしめ合っていました。

532 名前:風来坊 投稿日:02/05/28 02:11 ID:2tzdZge2
相変わらず家に帰ると無職の父親が、だらしなくごろごろ生活してい
ましたが、私はその父親を無視することが出来るようになりました。
そして一つの決心をしました。
高校を出たら家を出よう。そして、あの子と一緒に生きていこうと決
心したのです。
彼女にその事を話しました。彼女は泣きながら喜んでくれました。
もちろんまだガキの考えることでしたから甘いのは分かっています。
でも絶対にそうしようと二人で誓いました。
私はそれからさらにがむしゃらにバイトをしました。
彼女の家にも行きました。ご両親にも挨拶をしました。
とてもつつましやかな家庭で、気持ちの良いご両親でした。
今すぐ娘をやるわけにはいかない。でも、頑張ってみろ、そして本当
に娘を支え、家庭を築くことが出来ると思ったら、その時は二人の好
きにさせよう。それまでは、とにかく頑張って見ろと言ってもらえま
した。
私は今考えても不思議なくらい、学校もバイトもがむしゃらに頑張っ
ていたと思います。そして、あっという間に高校3年も夏を迎え、公
務員になる勉強をしながらバイトに明け暮れていました。予備校に通
う事もできませんでしたが、公務員予備校の教科書や参考書を、彼女
がパクって来てくれました(笑
でも、その高校3年の夏は、私にとって忘れられない時となったので
す。

相変わらずバイトと勉強に励む私を、彼女はずっと支えてくれました。
ちょっと弱気になった時は、激しく私の背中を押してくれました。く
じけず頑張れたのは、やっぱり彼女のおかげだったのです。

533 名前:風来坊 投稿日:02/05/28 02:12 ID:2tzdZge2
忘れもしないお盆前の忙しい時期。その日もバイトが終わったら、彼
女と合う約束をし、彼女の母親からも、よかったら晩ご飯食べにおい
でと誘われていました。
バイトもそろそろ終わるなーと考えていた時、バイト先に彼女の母親
から電話がかかってきました。バイト中にごめんなさい。でも今すぐ
来て。間に合わないかもしれないから、すぐに来て!と悲痛な叫び声
を聞いた私は、何もかもほっぽり出して、バイト先の制服を着たまま
教えられた病院に駆け込みました。自転車で10分もかからない所で
したが、その時の私には果てしなく遠く感じられました。

救急病院の入り口が分からず、鍵のかかった正面玄関を彼女の名前を
叫びながら割れんばかりにガンガンたたきました。気が付いた看護婦
さんが、血相を変えて横の通用口から飛び出して来ました。そして、
私の手を掴んで「急いで!走って!早く!」と私を引きずるように駆
け出しました。そして一つの病室に私を引っ張っていきました。
病室に入るなり、彼女の母親が私にしがみついてきました。
「ごめんなさい、間に合わなかったの!ごめんなさい!・・・。」
彼女の母親はそう泣き叫んでいました。私は何が起こったのか全く分
かりませんでした。でも、ベッドの上に横たわる人が彼女だと気が付
きました。でも、どうしてそこで寝ているのか皆目見当が付きません
でした。

交通事故でした。後から聞いた話ですが、酔っぱらいの運転する車に
母親の目の前ではね飛ばされたそうです。
私のバイト先に、彼女と彼女の母親と二人で迎えに来てくれていた途
中に事故にあったのです。
彼女は息を引き取る寸前まで私の名前を呼びながら、迎えに行かなく
ちゃ、会いに行かなくちゃ、一緒にご飯食べるの、と言い続けていた
そうです。そして息を引き取って1分もしないうちに、私が病室に飛
び込んできたそうです。

ごめん。ここまで書いて、また涙が止まらなくなっちゃった。
弱虫だから、これ以上書くのは勘弁してください。
中途半端でごめんなさい。




     

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