PickUp #256  2004.02.14   <- Prev  Home   Next ->


No.256 ――昔、ぼくが住んでいた家―― より

1 :大人になった名無しさん :03/10/16 11:45
先日、十数年ぶりに私が子供の頃住んでいた家に立ち寄る機会があった。

見知った町並みは、わずかに変化していたものの、
記憶の中のそれと大きく変わる事は無く、
別段迷う事も無く、私は進んだ。

その場所に近づくにつれ、足は自然とその歩みを速める。

最後の角を曲がり、あの小路へと入った。

そこには、見知らぬ小奇麗な家があり、
中から、楽しげな笑い声が静かに漏れ聞こえていた。

50 :大人になった名無しさん :03/12/13 14:42
おまいら、ここ見れ。
ttp://w3land.mlit.go.jp/cgi-bin/WebGIS2/WF_AirTop.cgi?DT=n&IT=p

マンションが建つ前、みんなで遊んだ空き地。
改築される前の小学校。
そして当時○歳の自分が中にいるであろう自宅。
みんなそのまんまここには残ってるぞ。

やべ、なんか涙が出てきた・・・。

7 :ヘロ :03/10/18 11:48
小学校から帰るときは一番安全な普通の道を通って帰ってきなさいと言われていた。
けどやっぱり好奇心旺盛な時期だったので、色んな道を通って帰ってた。

玄関を入るとおばあちゃんが仁王立ち。
うおーこえぇ〜と思いつつ、普通の道かえって来ましたとう嘘をつく。
でも嘘だと見抜かれて怒られてた。

違う道から帰るときは決まっておばあちゃんが玄関で仁王立ちしてた。
なんでわかるんだーって、エスパー扱いしてたなー。

今でもいけないことをしたとき
玄関開けるとおばあちゃんが仁王立ちしてそうで怖くなる。
一人暮らしだからそんなわけはないんだけど。

明日帰ったら
玄関に立って待っといてくれないかな。
そして思いっきり叱ってくれないかな。あーなつかしい。早く帰りたいなー。

14 :大人になった名無しさん :03/10/20 03:59
大阪市の南のほう、四つ橋線沿線の、戦前からの小さな商店街に家があった
親の転勤で3歳で海外に引っ越し、6歳の夏戻ってきて、その1ヵ月後に新しい家を買い
二度と戻らなかった
1ヶ月の間だけ、その町の小学校に通った
給食も制服もない日本人学校から大阪の小学校。カルチャーショックだった

商店街は長く大きく、風呂屋、本屋、米屋、みんな知り合いだった
しょっちゅうどこかのおばさんと話をしてた
向かいのクリーニング屋の上級生と野球をした
給食の食べ方を教えてくれた女の子の家に誘われた。文化住宅だった。近くの公園へ自転車で遊びに行った
家は祖母が経営する下着屋で、薄暗い店内にガラスケースが並んでいた
お客さんが来たところは覚えていない
二階にはおばの一家が住み母とは仲が悪かった

祖母はその後も店のある家に残っていたが、2年後手放してうちに越してきた
あの町に戻る機会はもうなかった

最近、用事で近くに行き、時間があったので発作的にその町に行った
2時間で来れたのに、20年間一度も来なかった
商店街はまだあったが、驚くほど道が狭かった。小さい頃だったので大通りだと思ってた
まだやってる店は少し。どこも古ぼけていて暗く、客も人通りも子供の声もなかった
いくつかの家は建て変わり、真新しいマンションに変わってしまっていた
むかしの家の場所には店はなかった。築10年くらいの普通の家が2軒建っていた。
みんなどこに行ってしまったのか、と思った

30 :大人になった名無しさん :03/11/19 00:23
おれは厨房のころ、ばあちゃんちに居候してた。家庭の事情ってやつ。
昼間でも薄暗かったけど、でもどこか懐かしい感じのすごく良い家だった。
夏は冷たい廊下が気持ち良かった。
おれがいた部屋は2階の一番奥でほんとに狭かったけど当時の夢で一杯の部屋だった。
もう今はない。
更地になったのを見るのが辛くて一度も行ったことはなかった。
今はどうなってるんだろうな。
あの頃が一番楽しかったな。
女の子が柔らかくてすぐ泣いちゃうのを知ったのも
煙草を吸い始めたのも、みーんなあの頃のことだ。
たった一人で夕方のテレビ見たりして寂しかったけど懐かしいな。
たまには墓参りに帰ろうかな。
そう思ってまた1年とか過ぎちゃうんだろうな。

33 :大人になった名無しさん :03/11/23 01:20
嫁姑問題で一時期団地に住んでたことがあった。
小さい頃の事なので良く覚えてはいないんだけど、
狭い一間に家族4人で住んでたっけ。

結局実家に戻ったけど、
母ちゃん、何度も俺を連れて家出しようとしたっけ。
でも、今ではちゃんと仏壇に手を合わせてる母ちゃんは偉いと思う。

40 :大人になった名無しさん :03/12/03 23:16
炭坑の住宅、炭住で育った。東北の炭坑の町。
小4の時、閉山。一気に人が減った。
貧乏ってわからなかったが、外へ出てうちのレベルが痛いほどわかった。
本当に小さな家だった。そこに家族6人、じいさんの入院費用が払えなくて
親戚に借金、借金を返すのがやっとの生活で父親も母親も必死だったのだろう。
わたしは子供の時の記憶がどうしても思い出せない。思い出したくないらしい。
家族で旅行とか楽しかったことなど何もなかった。どん底の生活だった。
でも、必死 生きるのに必死 脱出するのに必死だった。
去年の秋に親父、今年の夏に母親を送った。
独りになっちまったなぁ と感じた。
炭住跡地に行った。
ただ、草が茂る空き地が広がっていた。
生活に追われていた親父とお袋に涙が止まらなかった。

68 :ふう :04/01/21 04:56
正月に弟が、兄さんこれ覚えてるかいと出してきたのは
船の舵のようなペンダントだ。
二人とも小学生だった頃、病弱だった母とお祭りの夜店で買って貰った物だ。
おれも、メッキが剥がれガラス玉も数箇所抜け落ちているが、捨てられずずっと持っている。

無くなった母と暮らした家は、無いかもしれないが風景だけでももう一度見たくなった。

近くの母とよく買いに来たパン屋。
いつも買うのは片隅の台に置いてある、茶色の紙袋に入った300円のを一袋だけ。
クリームパン、アンパン、ジャムパン全部中身が、はみだしていたりしている。
こげの強いメロンパン そんなハネ品ばかり一杯入っている。
「おかあさん、いろんなのが入ってる袋まだあったよ!」
ニコニコして持ってくる弟。

店を出て、おれ達に「お店の中で大きな声、出すんじゃないよ」
悲しそうに静かに話す母の言葉の意味が、おれにはなんとなくわかった。

母のいない]マス、二人の貯金箱をはたいて
イチゴが載ったショートケーキを、二つ買って ロウソクも二本つけて下さいって
言ったら、「これは]マスのプレゼントだよ」ってショートケーキより大きな、
板チョコもくれた店のおばさん。

その、パン屋さんも無くなってた、 一言お礼が言いたかった。

97 :大人になった名無しさん :04/02/09 02:05
小学校三年生まで長屋の団地に住んでいた。
母は父方の両親とうまくいかなくて、
兄が生まれてすぐ父と母が逃げるように引っ越してきた家だった。

お正月は正方形の小さい炬燵に家族四人で縮こまって迎えた。
石油を買えないから、ストーブが使えないわ、隙間風は吹いてるしで
もう本当になんでこんな家に生まれてきたんだろうって
そればっかり考えてた。

庭に面した窓にはいつも家族みんなの靴が並んでいた。
玄関から出入りすることなんて滅多になかった
誕生日に買ってもらったばかりの靴を野良犬に持っていかれてしまって
大泣きしていたら隣のおばちゃんがみかんをくれたことがあった。

父は世話はしない癖に木を植えることや植物の種をまくのが好きで
狭い庭には春、桜とチューリップ、それからたくさんの花が咲いた。
花の名前はひとつひとつ父に教えてもらったはずなのに、今は思い出せない。
母は、「植えたら植えっぱなし、蒔いたら蒔きっぱなし・・・」と呆れ顔で笑っていた。
兄は暖かくなると庭に虫が来ると父を睨んでいた。
私は本当にあの庭の春が本当に好きだった。

あの家はまだあの場所にあるし、見に行こうと思えば行ける距離にある。
でも、もうあの庭はない。
桜の木は切り倒されてしまったし父と母は別れた。
だからあの家にはもう行けない。
お家帰りたいけど帰れない。
帰れないってわかってるけど、私は帰りたい。
あの家に帰りたい。

100 :大人になった名無しさん :04/02/09 10:24
実家。本当に住宅地で歩いて3分のとこに小さなパン屋があるだけ。
静かなところだったが、車道は車の往来が激しくしかも見通しの悪いカーブの道だった。
小5年の時、その道で同級生が車にはねられた。命は、助かったが2年ほど植物状態のまま回復せずに亡くなった。
学校全体で、入院中の彼に励ましの手紙や、募金をしたことをはっきり覚えている。
その後道は渋滞緩和のため、道幅を広くし見通しも良くなったらしい。
もう少し、早くしてくれればしんちゃんは死ななくて済んだのかもしれない。

お棺に事故の時握っていた血で汚れたチョロQが入っていた。

63 :大人になった名無しさん :04/01/14 13:54
5年に一度は引っ越している私だが、夢の中で帰るのはいつも同じ家。
1歳から12才まで住んだ一軒家で、近くに雑木林があった。
その中をつっきる小道は学校への近道だった。
グミや山桜の実を取って食べたりした楽しい思いでが沢山ある町だった。

今は雑木林はマンションが建ってて、家も新しいのに建て替わっているのに、
夢の中では大人になった今の自分が、あの小道を通ってあの家に帰る。




     

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